西アジア史

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パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(3)~ゼノビアの大敗北とアンティオキア~

ゼノビアは、稀に見る女君主だった。それは疑う余地はない。 しかし、勝ち過ぎた事で、聡明且つ冷静で感情に流される事の無かったゼノビアでさえ、自身と自国を過信した。 パルミラこそが東方帝国、自分こそが東方皇帝と、ローマ帝国を過小評価してしまう。
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パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(2)~王妃から女王へ~

砂漠の薔薇。ゼノビアは、夫亡き後に、自ら女王としてパルミラに君臨する。 遂に、敬愛する"祖先"クレオパトラの国エジプトも統治下に置いた。 ギボン曰く、「女性による統治といえば、感情問題による紛糾が付き物。しかし彼女には当て嵌まらない。」
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パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(1)~パルミラ王国と美麗女王ゼノビア~

パルミラ王国の女王ゼノビア。祖先クレオパトラ(7世)以上の最高の美女、且つ、歴史上稀に見る最高の女性指導者。 砂漠の薔薇と称され、現代に於いても色褪せない魅力を放つ。 敵対し、勝利を重ね、しかし最後は屈したローマ帝国で、彼女は余生を送る。
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パレスチナに対するジェノサイドとBCE1200カタストロフ

紀元前1200年のカタストロフで地中海沿岸やアナトリアの暮らしは破壊された。それ以降も、地域の大国が複数滅亡する。 国家滅亡に殺戮は付き物で、数万人~数十万人が殺された。 現代のパレスチナでも殺戮は繰り返される。何がそんなに憎い?人間は罪深い。
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歴史を正す革命

人類に文化を齎す結果となったのは、認知革命、農業革命、科学革命など、大きな革命が起きたからである。 実はこれらの革命は現在も進行中であり、全く別の人類を生む可能性を秘めている。 人類に伸びしろがないと神が判断したら、別の人類が生まれるかもね。