古代ギリシア

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愛の詩人 エリザベス・バレット

少女期に、「マラトンの戦い」を題材に詩を書いた妻。妻が亡くなって18年後、同じ題材で詩を書いた夫。 エリザベス・バレットとロバート・ブラウニングは、夫婦になるまでの2年間に574通ものラブレターを交換した。 結婚によって二人の才能は花開く。
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エチオピアとエリトリア(1)~シバの女王とアンドロメダ伝説~

ギリシア神話には多くの美女が登場する。 その中で特に魅力的な一人アンドロメダはエチオピアの王女。 エチオピア人の特徴は、黒褐色に近い肌か、赤褐色の肌か、兎に角、有色の肌。でも、王女アンドロメダは白い美肌を晒され崖下に鎖で繋がれて生贄に・・・
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恋と戦争の神話

元来、気高い筈の女性(女神)は、時々、その気品の高貴さを忘れて「気位が高い」だけの怒りっぽい卑しい存在になることもある。 その事を証明する絵画が『パリスの審判』だ。 ヘーラー、アテーナー、アフロディーテ。三美神の欲がトロイアを滅亡させる。
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ハインリヒ・シュリーマンは、善人か悪人か

史実は、学者や博識者だけのものではない。人類すべての共通資産です。 その事を類まれなる行動力で示してくれたハインリヒ・シュリーマン。 武器商人(武器密輸)転じて、アマチュア考古学者。世紀の大発見を経て再び密輸に手を染め、最後は尊敬された人。
民族・部族興亡史

民族・部族興亡史(1)=古代南欧の火薬庫・イリュリア=

全能の神ゼウスとセメレーが恋に落ちた。嫉妬したヘラは、夫ゼウス自身の手でセメレーを焼き殺させる。 それでもヘラの嫉妬の火は消えず、セメレーの家族全てに不幸を与える。 ギリシア神話の悲話で始まるイリュリア建国物語。そして悲しい滅亡へと向かう。
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冷笑する指導者が大嫌い

お金を払って勉強するという教育システムの中に「話術」を入れたのは古代シチリア。それがレトリックの始まり。そして"喋りが金に生る" 現代では、SNSで喋るように書く。それを読ませて金が生る。文章書いて収入を得ている人たちは古代のシチリアに感謝!
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賢人でも、恋愛(結婚)相手を間違える事はある

結婚してもそれを不幸に感じる結婚もある。 "経験論哲学の祖"と称され、『知識は力なり』『やってみなければ分からない』の言葉でもよく知られているフランシス・ベイコン。 賢人ベイコンでも、経験したことが無い結婚をやってみてその事が身に染みた?
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サッフォー。十番目のムーサと称された才媛

人類史上最も美しい"女性教師"。 且つ、同性への愛の詩を綴った詩人でもあり、サッフォーが暮らしたレスヴォス島は「レスビアン」の語源となった。 死後100年以上経って生まれたプラトンは、サッフォーを逢う事が叶わない恋人のように思い焦がれた。
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『歴史』を書いた凄い人を評する愚人(私)のエッセイ

歴史は、個人がその知識力を競う為のものではない。 誰かの知っている話と別の誰かの知っている話が違ったら、その何れかを否定し扱き下ろすのではなく、 角度を変えて、立場を変えて見て見る。 歴史の見方は一つではないし、歴史を知る事に出遅れは無い。