2023-10

時を紡ぐ~Japan~

人は一代、名は末代

平安末期とも鎌倉初期とも云われるが、 "武"を生業とする人たち、即ち、武士として生きることが可能となった時、「ご先祖様の名を汚さぬ生き様(=死に様)」を心掛けるという、日本人の精神文化が芽吹いた。 「命を惜しむな、名こそ惜しめ!」実に潔い。
時を紡ぐ~Japan~

成る業を成らぬと捨つる人の儚さ

「勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行わんや」。という言葉を胸に改革にまい進した上杉鷹山。 勇気がなければ何事も成せない。勇気があったからこそ、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」と鼓舞出来た。
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世界に誇れる「書の疎開劇」~一条兼良の偉業~

世界に誇れる「書の疎開劇」~一条兼良の偉業~ (心の)教育が行き届かないと、人(ヒト)は鬼畜となり朽ち果てる。 物欲を我慢せず、目についた物は何でも奪う。金品でも女でも子どもでも・・・ 応仁の乱以前と応仁の乱以後で、日本人は明らかに変わった。
ALLジャンルエッセイ

歌劇にしたら15時間でも足りない「ニーベルンゲンの歌」を1分30秒で読める記事

19世紀のヨーロッパにその名を轟かせ、現代にも尚、強い影響を与え続ける偉大且つ多才な文化人リヒャルト・ワーグナー。 作曲家、且つ優れた史家としても知られるワーグナーの、豊富な歴史知識に基づく歌劇や楽曲は、観る者、聴く者を魅了して止まない。
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150人理論と15億人の国

インターネット社会になっても情報統制を止めない中国。 トップに君臨する人は、14億~15億の民をコントロール出来ると思っているのだろうが、 人間誰しも、150人程度の身近な人間以外の事はあまり良く知らないものだ。なので、独裁政権は必ず崩壊する。
時を紡ぐ~Japan~

日本の”MOTTAINAI”資源ー2

資源調査・採掘技術が第二次世界大戦前からあったなら、「資源が無い!」と焦る必要は全く無かった。 太平洋~オホーツク海~日本海~東シナ海と、広範な海域を領有していた日本は、 世界最大のエネルギー資源・工業資源の産出国であった筈。口惜しいばかり也。
時を紡ぐ~Japan~

日本の”MOTTAINAI”資源

日本は、嘗て、国内産出だけで十二分に賄えた”燃える石”=石炭を大活用して一大工業国を成した。 現在の日本には、ヒトというこの上ない資源が1億2千万人も居る。 しかし、国民人口では日本よりも遥かに低い国々の暮らしの豊かさの足元にも及ばない。
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人間最大の能力は「嘘」

ホモ・サピエンスは、"嘘を吐いてしまう能力"を保有した。そして、保有した能力を利用するのがヒトの本能である。 何事も、先に「考え」て動くような習性になった私たちは、まだ起きていない、まだ何もない事を「事実」「現実」に出来る能力を持つに至った。
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ヒトと社会

社会という言葉を好もうが好むまいが、サピエンスは、何万年も前から、社会という集団を持ち進化を遂げた。 社会という集団を持たねばこのような進化は無きに等しい。 社会こそがヒトにとって「生きる糧」。それを無碍にする反社会的なヒトが嫌われるのは当然。
民族・部族興亡史

国家は必ず病む

身内以外の幸せを保障しない。そういう民族がいつまでも尊敬を受け続けられる道理はない。 領域を拡張し続け、占領地の民を大切に扱わない大帝国モンゴルは疎まれ瓦解した。 人間は病を患う。国家も、人間によって作られたのなら必ず病むのである。