エロス

LOVE & EROS

恋と戦争の神話

元来、気高い筈の女性(女神)は、時々、その気品の高貴さを忘れて「気位が高い」だけの怒りっぽい卑しい存在になることもある。 その事を証明する絵画が『パリスの審判』だ。 ヘーラー、アテーナー、アフロディーテ。三美神の欲がトロイアを滅亡させる。
ALLジャンルエッセイ

秘密

狩猟採集社会の(一つの)集団は、同じ価値観を持つことを当たり前とされ、秘密を持つことを許されない社会であったと考えられる。 自分だけの考えを持つことは否定され、全て、オープンにして生きなければならない時代だった。だから、何も隠せないし隠さない。
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バートリ・エルジェーベト~処女の生き血を啜る美女~

アブノーマルなマゾヒスト、残虐なサディスト、レズビアンでもあり、あらゆるフェティシズムを好む者であり、自身の美に対する究極の欲求を持っていた。 この人の名は、エリザベート・バートリ。トランシルヴァニアとハンガリーの影の支配者。そして吸血魔女。
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ベアトリーチェ・チェンチの肖像画の謎

ベアトリーチェ・チェンチ。この上なく愛らしかった高貴な美少女をローマ市民の誰もが好きだった。 ところが、狂った父親から性暴力を受け、それも数年間に及び、誰からも救われなかった。 そして彼女は、父親殺しの罪科で斬首される。理不尽過ぎる。
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「生きる」を愉しむ~食と性の文化~

食と女性を絡めることはエロスの極みとも言え、性を愉しむことでも抜きん出ていたローマ人は、食(宴)と性を同時に楽しむことを一般化してくれた。 それまでは、特別な階級者達が余興として楽しんでいたことを、ローマ市民は特別なことでは無くしてくれた。
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危険な関係

「二人だけの秘密」という誘惑の言葉で少女を酔わせたつもりが、その言葉に自分も酔ってしまって歯止めが利かなくなった愚かな大人達。また、その逆も然り。 兎に角、危険な関係であればあるほど「秘密」にしたいのだろうけど、危険な関係度が深化していく程に秘密の密度も上がり限界を超える。
北欧史

仮面舞踏会で始まり、仮面舞踏会で閉じた、デンマーク王妃の恋

デンマークは、世界で最も幸福度が高く、そして世界で最も官能的で刺激的な国。 アダルトなお遊びと言えば「お医者さんごっこ」。 ですが、"ごっこ"ではなく、本当の医者との性愛に溺れてしまったのが、クリスチャン7世妃のキャロライン・マティルダ。
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キス~接吻~

●手の上なら尊敬のキス ●額の上なら友情のキス ●頬の上なら厚情のキス ●唇の上なら愛情のキス ●閉じた目の上なら憧憬のキス ●掌の上なら懇願のキス ●腕と首なら欲望のキス ●さてそのほかは・・・みな狂気の沙汰
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小説『ロリータ』と「ロリータ・コンプレックス」

女性が最も溌溂とした美しさを放つ時期が「ニンフェット」年齢期。つまり9歳から14歳と言われている。 思春期真っ只中のこの年齢期に、日々成長しない筈がない。 その成長を嫌うという事自体に無理がある。無理を承知の恋をする「ロリコン」は異常で危険。
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人妻

人妻に特定の年齢域はない。 それでも、「人妻」という言葉には、背徳な性愛関係を期待させるような独特の「匂い」がある。 だから、女性ではなく既婚者でもなく母でもなく「人妻」という言葉に男はつい惹かれてしまう。