民族・部族興亡史

民族・部族興亡史

民族興亡史(3)=キエフ・ルーシ=

ゲルマン民族系部族の多くが遊牧系騎馬民族相手に太刀打ち出来なかった中で、殆ど無傷だったのがノルマン人ヴァイキングだった。 フン族がスカンジナヴィアへ向かわなかっただけの事だったかもしれないが、東スラヴ人は藁をも掴む思いでヴァイキングと握手した。
民族・部族興亡史

民族・部族興亡史(2)=スラヴ語族と騎馬民族(キエフ・ルーシ誕生以前の東スラヴ史)=

古代スラヴ語族は、コーカサス地方を北上し、黒海北岸一帯を陣取って領域を拡大していった。 しかし、遊牧騎馬民族に侵略されて、東、西、南という3つのグループに分かれた。 汎スラヴ主義者は、一つのスラヴに戻れると狂信的思想を持つがそれは絶対に無理。
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民族・部族興亡史(1)=古代南欧の火薬庫・イリュリア=

全能の神ゼウスとセメレーが恋に落ちた。嫉妬したヘラは、夫ゼウス自身の手でセメレーを焼き殺させる。 それでもヘラの嫉妬の火は消えず、セメレーの家族全てに不幸を与える。 ギリシア神話の悲話で始まるイリュリア建国物語。そして悲しい滅亡へと向かう。
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国家は必ず病む

身内以外の幸せを保障しない。そういう民族がいつまでも尊敬を受け続けられる道理はない。 領域を拡張し続け、占領地の民を大切に扱わない大帝国モンゴルは疎まれ瓦解した。 人間は病を患う。国家も、人間によって作られたのなら必ず病むのである。