人妻

LOVE & EROS

人妻に惹かれる男の心理

未婚・独身男性、既婚男性に関係なく、男性にとって「人妻」は魅力的な存在です。

「人妻」という言葉の響きには、成熟した女性と思わせる雰囲気があるけれど、昔は(現代でも)、10歳以下でも結婚させられている。だからニンフェットとは違い、人妻に特定の年齢域はない。それでも、「人妻」という言葉には、背徳な性愛関係を期待させるような独特の「匂い」がある。だから、女性ではなく既婚者でもなく母でもなく「人妻」という言葉に男はつい惹かれてしまう。

動物的闘争本能に因るのかどうか分かりませんが、人の大切なものを欲しくなる。人が大切にしている女性だからこそ奪いたい。いや、人が大切にしているものだから手を出してはならない。人が大切にしている女性を奪うことは許されない。人妻に恋慕すると大抵の男は心が苛まれる。そして道徳的に諦めようとする。が、簡単に諦められるような相手ならそんな深い恋心など起こらない。

独身女性でも人妻でも、似たような年齢であれば魅力として大差はない。しかし、何かが違う。
●人妻は、家庭生活、夫婦生活、近隣社会生活、その他に於いて、未婚女性よりは多くの生活経験をしています。特に出産~子育てを経験している女性は、「大人」としての色気も備わっている。生活臭がどうのこうのと揶揄される場合もあるでしょうけど、未婚女性では出せない大人の艶。”経験値”が齎す女性としての深みがある。
●どんなに清楚な印象を纏っていても、人妻である以上、そして出産を経験しているなら尚の事、間違いなく男性たる夫との間に夜の性活が幾度も繰り返されている。夫を通して、”男性の扱い”を身に着けている。つまり、色々と”わかっている”女。だからこそ、知りたい欲望に駆られる。

然し、実際に道徳に背く事を行えば何らかの罰が下る。バレずとも、秘密を押し通さないとならないという重圧を背負う。秘密だから余計にのめり込んでしまうのだろうけど、背徳行為に陥り、深みに嵌り、抜け出すことが出来ずに人生さえ狂わされる。太古の昔から繰り返された性(サガ)である。

「道徳」に背き人妻に恋してしまえば、愛を隠せなくなったら、次に思うのは、綺麗ごとを抜きにして「彼女達との性」である。下種な男と蔑まれても妄想には鍵を掛けられないし果ても無い。

人妻に対して確実に言えるのは、彼女達の衣服の下には、性行為を積み重ねた魅力的な肢体が隠れている事実。AV女優が魅せてくれるような行為、いやそれ以上のことを(男達に対して)許して来たであろうこと。しかし、そのような想像が先に来ては、体目的で人妻を見ている最低の下種と蔑まれても反論出来ない。

裸体、行為を見せる妻達、許す夫達

1933年に、ヘディ・キースラーが、映画女優として初めてエクスタシーを表現した。それから30年以上経った1969年に、デンマークで最初のハードコア・ポルノ作品が制作された。以降は、西側諸国を中心に”表現の自由”という旗の下で性を題材にした作品は作られ続けている。

ポルノ映画やアダルトビデオ(以下、AV)作品には、いわゆる”人妻もの”が少なくない。少なくないと言うより、人妻ポルノ女優や人妻AV女優は数多存在している。

世の中には色んな夫がいて色んな夫婦の形がある。そして、「妻(女性)は夫(男性)の所有物ではない」とも言われる。妻をAV出演させる夫、夫の内緒でAV出演する妻。AV女優と知って結婚した夫も少なくない。けれども、(作品とは言え)自分なら嫉妬する。
いや、どうなんだろう?
「自分なら(妻がAV出演していたら)耐え切れない」なんて簡単に言う男が、AV出演して魅せてくれる他人の妻の姿を凝視する。そういう時点で実に嘘っぽい。もしも自分に妻がいて、その妻がAV出演していたとして、男優に”扱われている”妖艶な姿態を見せつけられたら、多少嫉妬はしても、やっぱり興奮を覚えるのではないだろうか?

妻として娶る女性が男性経験を持たなかった(=処女)というケースは、今では極めて少ないと思う。処女としか結婚しない、処女じゃないと結婚出来ない、という時代や地域は確かにあったろうけど、割合的には低い筈。何故なら、性に強い興味を持つ少年・少女時代に、”付き合った”相手と性行為に至るケースの方が圧倒的に多い筈だから。更に、少年・少女時代に出会った最初の相手と結婚に至るケースは極少だろうから、結婚相手が初めての相手というのも稀有レアケースでしょう。

ということは、自分の妻となった女性は、自分との性行為で見せてくれるような姿態を、自分とは別の男に対しても見せていたわけだ。自分との行為では見せてくれないような事を別の男相手にしていたかもしれないわけで、そういう事を一切想像しないという夫はいるのだろうか?
性行為に於ける妻の姿を物凄く好きな夫がいたとしたら、妻が魅せてくれる姿態をもっと色んな角度から見たい、自分が知らない妻の姿を見たい、などという背徳感情を抱いても何ら不思議じゃない。だからこそポルノ作品には、妻の浮気や、夫が望んで寝取らせるなど、背徳感満載の作品が無数にある。

背徳作品と言えば・・・

実在した女性を含めて、人妻の性愛を題材にした物語は実に多い。
洋の東西を問わず、彼女達(人妻達)は魅力的なのでしょう。
夏目漱石も三島由紀夫もトルストイもフローベールも・・・
その他錚々たる作家たちが、それぞれの視点で人妻の性と愛を描いている。世界的な名作と言えば、

●『チャタレイ夫人の恋人』(主人公・コニー)/D・H・ロレンス 作

そして、個人的な人妻作品の名作を一つ上げるなら・・・

●『花と蛇』(主人公・静子)/団鬼六 作

いや、色んな意見はあるでしょうけど、既に十分に女性として成熟した人妻・静子が、彼女を見初めた男の毒牙に掛かり調教されていく・・・みたいな。1962年に執筆・掲載が始まり、1975年に取り敢えず完結した日本のSM小説巨編。SMの大家”団鬼六”の名を不動のものとした。多分、日本の性的分野で、SMというジャンルに確固たる地位を与えた名作。褒め過ぎか(笑)

夫に愛される、夫からの愛され方に慣らされている人妻に一から調教(躾け)を施して服従させる。男の人妻に対する究極の欲望は、夫から大切に愛されている女性に対し、それ(調教)をしたいということに尽きる。と、鬼六先生は仰っているのかもしれない。間違いなく、日本の男性の多くが一度は”お世話になったことがある静子夫人。人妻エロスの極み、かな。

静子を演じた女性達の中で、最も魅力的で静子のイメージに近いのは麻生かおりだと思う。いや、小川美那子も良かったけどね。ああ、でも元祖SM女優・谷ナオミもやっぱり捨て難し。長坂しほりもいいよね。いやいや、杉本彩とか濱田のり子も相当いいよ。って、こういう風に誰にでも目移りするのが男の悪いところだな。

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