国家論的エッセイ

時を紡ぐ~Japan~

円の話

1871年に1米国ドル=1日本円でドル円相場はスタートした。 150年以上が過ぎた現在、1米国ドルは150日本円前後で推移している。物凄い円安である。何故こうなったのか。 通貨のマジックなのだけど、兎に角、自国通貨の弱さを喜ぶ国の未来は暗い。
西アジア史

「水」と「情報」の価値を知るユダヤ人

イスラエルは、水の為、情報の為なら命をかける。 「水」と「情報」。この二つの価値を世界で最も知るイスラエルは、この二つを駆使してパレスチナを抹殺しようとしている。 「水」も「情報」も無料で手に入れる日本人は、無料の恐さを知ろうともしない。
民族・部族興亡史

民族・部族興亡史(1)=古代南欧の火薬庫・イリュリア=

全能の神ゼウスとセメレーが恋に落ちた。嫉妬したヘラは、夫ゼウス自身の手でセメレーを焼き殺させる。 それでもヘラの嫉妬の火は消えず、セメレーの家族全てに不幸を与える。 ギリシア神話の悲話で始まるイリュリア建国物語。そして悲しい滅亡へと向かう。
西欧史

ベルギー

神聖ローマ、フランス、イタリア。他、様々なヨーロッパ国家の"血の源"となったサリ・フランク族。 サリの故地は、現在のベルギー・トゥルネー。現代では、EU本部が置かれワン・ヨーロッパのシンボルであるベルギー王国。 最も行ってみたい国です。
西欧史

フランダースの犬を嫌うフランデレン

フランス人のようでそうじゃなく、ドイツ人のようでそうじゃないフランデレン人。 フランデレンは、一度は一つの国家に成ったが内部で宗教対立し、北のネーデルラント、南のベルギーに分かれた。 ベルギーには、ワン・ヨーロッパを目指すEU本部が置かれた。
アフリカ史

南アフリカの1989年

激動の年、1989年。そのクライマックスはベルリンの壁崩壊、そしてビロード革命。 しかし、南アフリカの12月は別の出来事で沸き返った。それが、"囚人"ネルソン・マンデラとデクラーク大統領の接見。 やがて二人は、ノーベル平和賞を共に受賞する。
時を紡ぐ~Japan~

日本海

日本海を「日本海」と名付けたのは、1805年当時の帝政ロシア海軍提督クルゼンシュテールンです。 世界的探検家にしてフランス海軍の将軍ラ・ペルーズ伯に敬意を表しての名付けです。 日本海の呼称は世界中が公認し、韓国だけはその呼称に発狂する。
時を紡ぐ~Japan~

尖閣問題

尖閣諸島は、1895年に日本国が正式に領土として編入するまで何処の国の島でも無かった。 第二次世界大戦敗北以降の日本は、世界に対する発言力を著しく低下させた。 特に、海底資源欲しさに尖閣領有を主張する中国に対しては全く物申せない。どうなる?
時を紡ぐ~Japan~

「形(型)」の流儀

古来日本には、「型通り」の中にこそ風雅な自由があった。そして、「型」に嵌らない「型破りな人」が出て来ては世界から称賛された。 それを理解し切れない他国から、「自由のお仕着せ」を受け入れた結果、「型破り」な人が出なくなって来ている。
時を紡ぐ~Japan~

平和の価値~祈願と誓願~

本当に軍事的な防備に頼らず国家・国民に対し恒久平和を保障すると言うのであれば、 徹底的に教育水準を上げ、全ての子ども達に対して無償の修学援助を行い、 常に、世界最高水準の技術力と文化力、引いては金融・経済力を持つ国家で在り続けなければならない。