流行は量を必要とするが、革命は質を必要とする

「流行は人の多さの中に生まれ、革命は人の強さの中に生まれる。」言い換えるなら・・・
「流行は人の多さを求め、革命は人の強さを求める。」

流行っただけなら必ず廃る。そして忘れ去られる。
革命は成せれば必ず残る。成せずとも、忘れられることなく刻まれる。

流行には誰もが乗れる。そして流行から降りるのも自由で簡単だ。
革命には誰もが乗れるわけではない。一度乗った革命の流れには、乗り続けるのも降りるのも勇気と覚悟が必要。

流行を起こせる人ならば革命も起こせる人とは言い切れないが、革命を起こせる人ならば大流行を起こしたことに等しい。革命は、それを成功させ切れたなら、次の革命までは終わらない流行なのだから。

流行させるには人の量を必要とするが、革命を成すには人の質を必要とする。
流行は都市に生まれるが、革命は田舎を都市に変えられる。

流行は嘘の中でも生まれるが、革命は真実の中にしか生まれない。嘘の中に生まれた革命は身を滅ぼす。革命は真実の中でしか成功しない。

出来るものなら、成せるものなら、ひとたび人として生まれたならば・・・革命を起こしたい。そういうことを思う子どもが大勢いる国、そういうことを大勢の子ども達が自由に思い描ける国こそが一番楽しい国だと思う。